なにも心あたりがないのに、なんだか彼女(奥さん)が不機嫌。
ささいなコトで烈火のごとく怒ったり。
悪いことなんてしてないのにやたら疑ってきたり。
わけもなくイライラしていたり。
突然泣き出して困ってしまうことも…
それ、
もしかしたらPMSかもしれません。
今回は自身もPMSに苦しむ女性の一人として、男性にはなかなか理解が難しい女性のPMSのアレコレについてまとめていこうと思います。
PMSって聞いたことありますか?どんな症状?
PMSは、月経前症候群と言い、
生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こるさまざまな不快な症状でそれは体調面だけではなく、メンタルにも大きく影響します。筆者の場合は、ほぼメンタルにのみ不調が現れます。
PMSの主な症状
▼カラダの症状
腹痛・腰痛・肩こり・胸の痛み、張り・頭痛・微熱が続く・眠気・ニキビ・疲れやすい・むくみ・体重が増える・食欲増進、減退
▼ココロの症状
イライラ・精神的に不安定・憂うつ・鬱っぽくなる・無気力・集中できない・細かい作業ができない・ボーッとする・朝おきられない・不眠・寝つけない
PMS症状は、正直、男性が理解するのはなかなか難しい症状だと思います。
生理痛の辛ささえ共感できないのに、PMSの症状なんて到底想像が及ばないことでしょう。
それは仕方ないのコト。
でも、
共感できないがゆえに、PMSに苦しむ彼女にひどい言い方、対応をしていませんか?
「結局感情コントロールできないだけでしょ?」
「甘えでしょ?」
「君の気持ちがわからないよ…」
「毎月毎月、付き合いきれない!」
PMSは甘えでも、感情コントロールの問題でもありません。
ひどい場合には治療を必要とする女性特有の不調なのです。
服薬してPMSを乗り越えようと努力している女性もたくさんいます。
それでもなかなか広まらないPMSへの理解。
PMSへの理解を深めることで、彼女との関係を良好に保つことができるのは間違いありません。
まずは、彼女と体のサイクルを共有してみませんか?
PMS&生理の時期を共有できるスマホアプリもある!
最近はカラダの生理サイクルを恋人同士で共有するスマホアプリもあるのをご存じでしょうか?
有名なアプリだとルナルナとか、ケアミー生理管理アプリでしょうか。
女性が生理日を入力することで、体調などのバイオリズムを共有できるシステムです。
彼女の機嫌がなんとなく悪そうなとき、アプリで確認してPMSの時期だとわかれば、男性としても納得して対応することができますよね。
スマホアプリもうまく活用して彼女のPMSの時期に適度な距離感で寄り添ってあげたら、二人の幸せな時間も長続きすること間違いなしです。
アップルウォッチの利用でPMSを予測しやすくなった
人気のアップルウォッチですが、Apple Watch Series 8で新たに導入された皮膚温計測は、睡眠中の手首の皮膚温を計測し、一晩ごとに変動を自動記録してくれます。
女性は、生理周期のホルモン変化に応じて体温の上昇が起こるため、皮膚温データを参考に生理周期や基礎体温を管理しておくと、PMSの時期を容易に推測することができ、「イライラしてるのはPMSの時期だからだな」などとわかるので、これは当事者にとっても、彼氏の立場でも便利!
彼女にアップルウォッチを贈ってPMSの時期予測に役立てるのもいいかもしれませんね!
PMSの時期は別れやすい…って本当?
恋人同士の別れるタイミングはPMSの時期が多いと言われています。
PMSで感情のコントロールがうまくいかないときは、衝動的な結論を取ってしまうことは多々あります。筆者も苦い思い出がたくさんあります。
普段はまったく平気なのに、生理前のこの時期は急に気持ちが不安定になるので、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、疑心暗鬼になったり。
急な不安に苛まれて、思わず彼氏のスマホを見てしまったり、疑心暗鬼になって、ただの飲み会に行った彼氏を問い詰めたりしてしまうのも、PMSの時期だったりします。
本人が驚くほどに、この時期は感情のコントロールが本当に難しくなります。
大した理由もなく、漠然と別れたい…と思い詰めたりもします。
彼氏の立場としても、彼女と別れたい…と、別れを意識してしまうのもこの時期ではないでしょうか。
愛しい彼女が、この時期だけは別人のようにヒステリックになったり、ネガティブ思考になる。それが毎月繰り返されるのですから、彼氏としてはたまったものではありませんよね。
でも、それで衝動的に衝突してしまっては、…ジ・エンドになってしまいかねません。
PMSの時期のケンカは、致命傷になりかねないので、とにかく注意です!
彼女がPMSのとき、どうするのが正解?対策をしてハッピーに!
彼女のカラダの問題とはいえ、PMSは一方の努力だけでは乗り越えるのは難しい問題です。
互いに理解を深める必要がありますし、一歩前に進んでポジティブな決断(専門診療)が必要な場合もあります。
PMSはポジティブに向き合うことで、心身ラクになることは筆者が身をもって体験しています。
彼女が勇気が出せずにひとりで悩んでいるようなら、一緒に通院するなどのサポートをしてみるのもいいですね。婦人科についていくのはちょっと気が引ける…と恥ずかしく感じるなら、最近利用者が増えているオンライン診療も選択肢にいれるといいかもしれません。
PMSが原因でお別れしてしまうのは、お互いにとってとても残念なことです。
彼氏さん・旦那さんの立場でもう我慢の限界に達しているようであれば、一度二人でゆっくり話し合う時間を作ってみることをおすすめします。
カラダやメンタルのことは気軽に話せる内容ではありませんが、これからも彼女と連れ添っていくためには避けて通れない問題とも言えるので、話し合える時間を作ってみましょう。
男性のほうから、歩み寄ってくれることに彼女は少なからず感動するはずですし、自身の行動を振り返るきっかけになるかもしれません。
彼女が少しでも前向きに治療を検討し始めたら、病院探しを一緒にしたり、ふたりで乗り越えていくことで、きっと自慢の彼氏になれますよ♪
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